...鰌(どじょう)が時々プクプク浮いて泡(あわ)を吹く...
伊藤左千夫 「水籠」
...此の石鹸の泡のやうなものは灰色だが...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...恐しい泡沫を磯際にぶつけてゐる...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「椰子の樹」
...卓が白い泡で汚れている...
梅崎春生 「桜島」
...ぶくぶくと泡立っていたガスが停った...
海野十三 「生きている腸」
...寄鍋(よせなべ)の泡咲くけはひ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...ぶつぶつ泡を吹いてゐるところは...
薄田淳介 「若葉の雨」
...氷のなかの気泡そのものがその下の氷を溶かす天日取りレンズの役をすることは前にのべたとおりである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そうだ朝野君に教えてもらった泡盛屋で飲みすぎて……」日頃意気阻喪(そそう)している私にしては珍しく友人と激論をして飲みすぎた...
高見順 「如何なる星の下に」
...無数の気泡がはいっているために...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...蟹(かに)のような泡を吹き...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...四十九歳で死んだ岩野泡鳴も...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...とは思(おも)へど惡事(あくじ)千里(り)といへば折角(せつかく)の辛棒(しんぼう)を水泡(むだ)にして...
一葉女史 「大つごもり」
...すっかり泡を食った道中師の伊兵衛...
吉川英治 「江戸三国志」
...急に泡をくッて考えなおし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...湯の泡を見ていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...無数の泡が、いちめんに、もくもくと、音を立てて、舷(ふなべり)にはじけて消える...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...奔騰する泡のように...
若杉鳥子 「浅間山麓」
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