...泡(あわ)をくっているうちに...
海野十三 「大使館の始末機関」
...おくみが石鹸(しやぼん)の泡を立ててゐる手許(てもと)へ来て彳んでお出でになる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...まったく水泡に帰してしまったというのです...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...数年の努力を水の泡(あわ)にしてこの際帰国すると云うのは残念でならない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼は泡沫(ほうまつ)の一部となり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...滾(たぎ)り泡だつ...
中原中也 「山羊の歌」
...麦酒(ビール)の泡と共に消えてしまうべきはずの言葉を...
夏目漱石 「明暗」
...とは思へど悪事千里といへば折角の辛棒を水泡(むだ)にして...
樋口一葉 「大つごもり」
...泡まじりの溜水のほか...
久生十蘭 「海難記」
...泡は余り立たない...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...世は泡沫夢幻だ――」「――陛下...
牧野信一 「悲しき項羽」
...泡(あわ)を噴(ふ)きながら...
三島霜川 「平民の娘」
...註にある図をブリキ屋へ見せてこの通りに鉄板で張ってくれろといえば出来ます」○玉子の白身は砂糖を入れずに本文の如く泡を立てて吸物の身に用いてもよし...
村井弦斎 「食道楽」
...食べる時に玉子の白身を二つ泡立てて混ぜますと一層味が良くなります...
村井弦斎 「食道楽」
...忽(たちま)ち井戸の底からしきりに泡(あわ)が浮んで来て...
柳田國男 「日本の伝説」
...口に白い泡ばかりふいて...
吉川英治 「三国志」
...しばらくは消(き)えぬ泡沫(ほうまつ)の上へ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...各章の史的挿話が、人間の無常、栄枯の泡沫、愛憎の果てなさなど、組みかさね、組みかさね、十二世紀日本を構造して見せ、抒情し去ってゆくのであります...
吉川英治 「随筆 新平家」
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