...カーツキル山脈にむかしから異様なものが出没することは...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...背丈を没する葦さえそれに交って...
犬田卯 「沼畔小話集」
...ゲリラが出没する地帯へ俺たちは軍の貨車(トラック)に便乗して行った...
高見順 「いやな感じ」
...この季節にさかんに出没する...
高村光太郎 「山の秋」
...これを取ると港口が埋没すると教えたことである...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...拳(こぶし)を没すること三四寸...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...太陽の方が雲に没するか...
豊島与志雄 「絶縁体」
...ここでは土を担いだり石を運んだりさまざまに変幻出没するけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...積雪膝を没するばかりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...廻りそこねてついに海の領分にまでいったん陥没するところまで行っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...古い宮殿の礎(いしずえ)が次第に土砂に埋没するように...
中島敦 「山月記」
...太陽の没することのない英国よりも...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...腰を没するほどに延びて...
夏目漱石 「二百十日」
...そうして高木という男がいやしくも眼の前に出没する限りは...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...近頃人も無気(なげ)に出没する怪盗――風のごとく去来するから世間では風太郎(かぜたろう)と言っておりますが――には全く手を焼いてしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...義勇隊は出没する暴徒の爆弾を乗せたトラックを追っ駈け廻した...
横光利一 「上海」
...連日の雨で膝まで泥に没する稲刈だが...
横光利一 「夜の靴」
...吹上に出没する曲者の輪廓が...
吉川英治 「江戸三国志」
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