...この衛星は木星の陰影中に没すると暗くなるのであるが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...直径約十キロにわたって出没すること...
石川欣一 「比島投降記」
...「太陽没す」と云いしより『日神死す』との神話を生じ...
高木敏雄 「比較神話学」
...其功実に没す可からざる者あり...
高木敏雄 「比較神話学」
...方船はほとんど浪に没することさえあった...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...そうしてつぼみの頭が水面まで達すると茎が傾いてつぼみは再び水中に没する...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...反覆しつつ個性を没するものを...
戸坂潤 「科学論」
...家を出れば直ちに靴を落葉の中に没する事が出来る故である...
永井荷風 「写況雑記」
...三十年を経て今日銀座のカッフェーに出没する無頼漢を見るに洋服にあらざればセルの袴を穿ち...
永井荷風 「申訳」
...庭樹徒(いたずら)に繁茂して軒を蔽い苔は階(きざはし)を埋め草は墻(かき)を没す...
永井荷風 「夕立」
...古い宮殿の礎(いしずえ)が次第に土砂に埋没するように...
中島敦 「山月記」
...泥濘(でいねい)も脛(はぎ)を没する深さで...
中島敦 「李陵」
...此(この)智此(この)徳の間に頭出頭没する者は此(この)智此(この)徳を知ることはできぬ...
西田幾多郎 「愚禿親鸞」
...自己自身を環境の中に没することによって...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...ちらりと電光(いなずま)のように閃いて又暗中に没する時...
二葉亭四迷 「平凡」
...俗人の好むところにしてその句多く理窟に堕(お)ち趣味を没す...
正岡子規 「俳人蕪村」
...『左伝』は孔子没する前年に「孔子...
和辻哲郎 「孔子」
...国宝の意義を没すると言っていい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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