...すなわち胆汁の機能と血液循環であった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...看守が汁をよそってくれるのに...
大杉栄 「獄中記」
...やつと五本ほど摘んだ(これだけでも私一人のお汁の実にはなるからおもしろい)...
種田山頭火 「其中日記」
...午近く米飯の代りに片栗粉の汁粉啜りて飢を凌がむと...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...黒い麦飯とナッパ汁かっ込んで仁平はいろりのはたで生活の重圧に曲った腰をさすり乍ら考えた薯(いも)十六貫俵がたった八十銭...
中島葉那子 「馬鈴薯階級の詩」
...この方は濃度のわかっている墨汁の微水滴を作って...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...間もなく味噌汁臭い縞の前掛を見付けると「こいつは誰の前掛だ」「与之助どんので」「しめた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...濁った味噌汁...
林芙美子 「新版 放浪記」
...彼は一寸立停つて灰汁(あく)のやうに濁つた水面を見おろした...
北條民雄 「道化芝居」
...近づいてくる戸外の早春との離別………そして不健康………うみ汁と吹き出ものだらけの赤ん坊は幼い南の郊外の野の思い出を混濁し何とすべてのものを食えなくすることだろうおゝ...
槇村浩 「餅の歌」
...味噌汁なんどばかり掻き廻してはいたくねえというのよ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...最初は極く弱い火へかけて梅の汁が浸み出して来たら少しずつ火を強くして気長に煮ますと長く持ちます...
村井弦斎 「食道楽」
...塩で味をつけるから鯛の潮汁(うしお)に似て味は十倍も佳(い)い...
村井弦斎 「食道楽」
...まだ乳汁(ちゝ)の附いてゐる赤い口をしてゴルゴオに接吻する...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
...干魚を焼いたものに菜汁一椀の膳だった...
山本周五郎 「新潮記」
...簡易の一汁一菜が十二銭乃至(ないし)十五銭...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...洟汁(はな)を(か)んでやったりしているのであった...
夢野久作 「巡査辞職」
...それは雁皮(がんぴ)の紙縒(こより)に渋汁(しぶ)を引いた一種の糸で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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