...此の如く永久に刹那々々の情調を追つて行くのがロマンチシズムならば世にロマンチシズム程淋しいものはあるまい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...永久にといふ決心の籠(こも)つた強い調子だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...永久に両個の分離となりぬ...
高木敏雄 「比較神話学」
...そうしてまた、これから、この地球に人類の存在するかぎり、いや、動物の存続する限り、お前たちは、永久に強いんだ...
太宰治 「春の枯葉」
...あたしがさんにして頂戴(ちょうだい)って云うまでは」「そうすると僕も永久に『譲治さん』だね」「そりゃそうだわ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...永久に絶えることはないであらう...
田山録弥 「真剣の強味」
...家庭生活はわたしを永久に縛りつけてしまうにきまってますわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...彼にとっては永久に解けぬ謎である次のような疑問を...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...またその下の闇に永久に封じ込まれた多くの人とを見た...
豊島与志雄 「生あらば」
...永久にいなくなっても...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...永久にその眼を無明(むみょう)の闇に向けられているというような不幸な運命に置かれていないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...一度こしらえてしまえば永久に持つから...
中里介山 「大菩薩峠」
...永久に土中に眠つてしまひさうに思つたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...むしろ永久に未決監に今村は今も未決監にいる...
平林初之輔 「犠牲者」
...彼の永久に若々しい芸術的情熱は信頼が出来る...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...コノール (なげくように)生命……生命……生命は、永久に、いつでも、青春(わかさ)と愛と美を殺してしまう...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...三木さんのこのひとことなくんば私は永久に帰京のふん切りがつかないじまいでいただろう...
正岡容 「わが寄席青春録」
...さらば永久に静かなれ...
村山俊太郎 「平泉紀行」
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