「永々」の意味
非常に長い時間
「永々」の例文(場面別)
- 日常会話彼とは永々と話し込んでしまい、気がつけば夜が明けていた。
- 文学・エッセイ永々と続く砂漠の風景に、時の流れを忘れた。
- ビジネス(改まった場面)永々と続いた交渉が、ようやく決着を見た。
小説での「永々」の使い方
...引きつづき永々(ながなが)御世話になりました...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...我々は新聞紙の一隅に「長束正家儀、永々病気の処、薬石(やくせき)効(かう)無く」と云ふ広告を見ても、格別気の毒とは思ひさうもない...
芥川龍之介 「僻見」
...未来永々の果しなき楽しみに比ぶれば...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...(永々紙面を汚しました「浪」は限りなくつづくのですが...
石川三四郎 「浪」
...つまらない事を永々かきました...
伊藤野枝 「書簡 木村荘太宛」
...愛国心について永々(ながなが)と説いて聞かせているのだけれど...
太宰治 「女生徒」
...永々の鬱屈(うっくつ)ゆえに...
中里介山 「大菩薩峠」
...おや、もうお帰りなの?」「夜が明けそうだから」「夜が明けては悪いのか知ら」「でも、お雪ちゃんがかわいそうで、なるべく人目にかけないように落してやりたいからな」「なるほど、その心づかいも悪くありません、人目にかけないようにして、行きたいというところへ行かしておやりなさい」「お嬢様、有難うございます、それでは、わたくしはこれで失礼をさせていただきます」「大事にしていらっしゃい」「御免下さいまし、永々、お世話さまになりました」「お雪さん、なんぼなんでも、それほどに面目ながらなくてもいいじゃありませんか、せめて面だけは一目見せて行って頂戴な」「いいえ、わたくしは、このままおゆるしを願いたいのでございます」お雪ちゃんは、しおらしくあやまりながら、一方、頑(がん)として泣き伏した面をあげないままで暇乞(いとまご)いをします...
中里介山 「大菩薩峠」
...「永々御厄介になりましたが……」というような形式の言葉をちょっと後(あと)へ付け加えた...
夏目漱石 「行人」
...クビになったハラダ・コウゾウ等「永々お世話に」と挨拶に来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「旦那永々御厄介になりましたが...
正岡容 「寄席」
...予が報国の微衷もて永々(ながなが)紀州のこの田舎で非常の不便を忍び身命を賭して生物調査を為(な)し...
南方熊楠 「十二支考」
...こんな所で踊っていてもつまりません永々と皆さまのお世話になって少しは名残りも惜しいのですけどこのへんが潮どきでございましょう...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...永々と話をしていて...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...其永々しき祈祷に辟易(へきえき)し...
山路愛山 「英雄論」
...ツル子に色々と永々(ながなが)の礼を述べた...
夢野久作 「衝突心理」
...永々御厄介をかけましたが御蔭(おかげ)で都合よく実験を終りまして感謝に堪えませぬ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...永々とおきき下さいましてありがとう存じまする...
吉川英治 「親鸞」
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