...彼を招いた人たちは気さくな連中やおしゃべりな連中がとっくに家へ帰ってしまってからも...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...ぎすぎすしたきつさがなく態度も気さくで...
武田麟太郎 「一の酉」
...気さくでへうきんなところもあり...
太宰治 「右大臣実朝」
...少年は気さくにすぐ頭へ手をやって幾つかの宝石を鏤(ちりば)めたピンを抜いて...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...なかなか気さくな女と見える...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...気さくな将軍様だった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...平次殿」大垣伊右衛門は江戸者らしい気さくな調子で平次を顧みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八五郎に声を掛けさせると、気さくに、「ほい、何か用事かい」そう言って裏木戸から顔を出したのは、五十七八の馬面(うまづら)の老人、大して賢そうではありませんが、その代りこの上もなく人は好さそうです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もとよりその円頂黒衣の人は洒脱(しゃだつ)な気さくな人であったが...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...気さくな奥さんの上手な洒落(しゃれ)に打ち興じ...
火野葦平 「糞尿譚」
...ふとさっきこんな向う見ずの自分を掴(つか)まえても何んともうるさく云わなかったあの気さくな看護婦が露西亜(ロシア)の女のように襟巻でくるくると顔を包んでいたのを思い出すと...
堀辰雄 「菜穂子」
...気さくに進み出た格好は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...江戸もん同士がひどく気さくで...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...気さくに優しく、持前の少しこもったような声で話し、いささかものうげな、時々は光を失いかけるようなまなざしと――なおその眼頭(めがしら)は、細い鼻根の両側で、深い陰に蔽われている――それから唇の輪郭が、きわめて鋭くくっきりしているせいか、蒼白いくせに輝いて見える美しい大きな口とで、ほほえむのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...「あの後家さんはいつも呑気そうに気さくな事ばかり云っては人を笑わしているけれど...
夢野久作 「鼻の表現」
...この気さくな老人のみは...
吉川英治 「新書太閤記」
...何て気さくな人だろう)と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...気さくな性分といったふうで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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