...院長に気がねなどしている場合でないから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あたり近所に気がねもあるから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...姑(しゅうとめ)には気がねが要(い)らなかつたし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...あまりにあたりに気がねをしすぎてゐはしないか...
田山録弥 「雑事」
...もうこれからはなんの気がねもなしに大手を振ってお歩けになれますわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...その気がねがコトエにもうつって...
壺井栄 「二十四の瞳」
...家の中(うち)に気がねをしたり...
永井荷風 「西瓜」
...あたりに気がねしいしい...
永井隆 「この子を残して」
...友田に気がねする者...
火野葦平 「花と龍」
...ハタへの気がねとで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...めさん」福田くんは階下の人たちに気がねして...
山本周五郎 「季節のない街」
...初めての出席に千鶴子と同様長居するのも気がねせられたので...
横光利一 「旅愁」
...ひどく世間に気がねし...
吉川英治 「三国志」
...どこかに気がねしている微行(しのび)らしくおもわれた...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし直義に気がねしていたら...
吉川英治 「私本太平記」
...気がねは要らんおらの友達じゃげな』『酒はよ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...なんじゃ」そっと――病人の感傷に気がねしつつ――叱るのである...
吉川英治 「親鸞」
...こんなふうに、時々、和(なご)やかにくずす謹厳な無聊(ぶりょう)さを、それでも、この部屋の若者たちは、隣室の方へ、気がねらしく、笑ってはすぐ憚(はばか)るような眼をやるのだった...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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