...「どうするものか? 批評家の阿呆め! 僕の抒情詩はトツクの抒情詩と比べものにならないと言やがるんだ...
芥川龍之介 「河童」
...大臣の邸とは比べものにならない手狭(てぜま)な館ではあるけれども...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...比べものにならんほどばかだからですよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...とても身分は比べものにはなりゃしないけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...身分は藤吉郎などとは比べものにならない家柄...
中里介山 「大菩薩峠」
...畿内以西に於ける布教的活動は其盛な點に於て到底東方と比べものにならぬ...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...織元のお嬢さんとは比べものにはなりますまいが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...あのモオトン・ヴェイルのオリヴァさまの大きなお邸(やしき)とは比べものにならない小さな田舍染(じ)みた所ですがね...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しかもそれは昔の人とは比べものにならない程頻繁で且つ綿密なものであった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...芝居噺のせりふのとき新内流しの合方にまじって楽屋で鳴らされる銅鑼の音とは比べものにもならないほど野暮でつまらなかった...
正岡容 「小説 圓朝」
...これだけでこの間のうちまでとは比べものにならないくらい私の噺は明るくおかしく華やかになってきました...
正岡容 「初看板」
...比べものにゃあならねえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...こうしてえられる果実の方が比べものにならぬほど大きく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...江戸と比べものにならぬほど広かったが...
柳田國男 「地名の研究」
...今は前代とは比べものにならぬほどよくなったのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...とても九州地方の都会のそれと比べものにならぬ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...トンボの飛行機式なんぞとは比べものにならない程...
夢野久作 「能とは何か」
...もっともっと比べものにならないほどの苦しみを私の上に置く事もあるだろう...
和辻哲郎 「停車場で感じたこと」
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