「毀れ」の意味
壊れること
小説での「毀れ」の使い方
...あいつのからだもたたき毀れたら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...釜が毀れてゐるからすまないが錢湯に行つてくれと湯札をだした...
小穴隆一 「二つの繪」
...それはそれはまるで触ると毀れるものの様にオドオドした可愛がり様を...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...河身がぶち毀れた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...諸君が勝手にぶち毀そうとしてもそれはなかなかぶち毀れるものではない...
高浜虚子 「俳句への道」
...「毀れる外皮(クラスト)」のあとに...
谷譲次 「踊る地平線」
...広々とした台所もほとんど使われないで、その塵は湿って苔蒸していた、窓も毀れていた、門も立ち腐れになっていた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...金造 (壁が毀れぬので...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...毀れかかつた泥人形に等しい人々ばかりで...
北條民雄 「間木老人」
...2大颶風の時などには、普段人家に近い海岸に沿って流れてる木片、器具の毀れ等が、遠く沖に攫い出されて、潮の調子で群がって漂流し、素人眼には、宛然(さながら)難船でもあった現場のような観を呈することがあるものだが、この時は、こういう現象さえもなく、ワラタ号の行方は何うにも説明の附けようがないことになった...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...空に浮んだ雲のやうに毀れ易く...
三好達治 「測量船拾遺」
...黄金の光を放つものが毀れた...
山本周五郎 「青べか物語」
...毀れやすいからこそ美しい...
山本周五郎 「青べか物語」
...すっかり毀れて人の住めないところが十二戸もあり...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「どうせぶっ毀れる車なんだから」登は息をひそめた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「毀れちゃってから荷物を背負うくらいなら...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...半三郎は毀れた木偶(でく)のように...
山本周五郎 「落ち梅記」
...こんなに脆(もろ)く毀れていいだろうか」「ときによれば...
山本周五郎 「はたし状」
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