...丁度小さい貝殻のような...
芥川龍之介 「上海游記」
...浮遊していた固体の微粒子から成る土壌様の皮殻を残すということの経験は恐らく既に早くからあったのであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...あの一番(ばん)おしまいに殻(から)から出(で)た...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...その吸い殻を床の上に落としていったと考えるより外に途がなかった...
海野十三 「俘囚」
...痩せさらばえた一個の骸殻(なきがら)...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...街に落ちていた煙草(たばこ)の吸殻も...
竹久夢二 「風」
...人々は地殻形成の自然史的過程を...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...落した実を拾ひあつめて殻をわると舟のやうなのや...
中勘助 「銀の匙」
...さまざまな綺麗な貝殻を...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...これを見なせえ」フィリップスが暖炉にしゃがみ、吸い殻を拾い、フィールデンに渡して、尋ねた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...蠣殻等ノ化石モ亦コレアリ」...
牧野富太郎 「植物記」
...米だってパシフィック辺のように殻(から)もないし十倍も大きくて匂もいいのです...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...此の小都会の全景は其の時の錯覚の冷たい殻(から)に過ぎなかつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...わたしは自分の殻の中に閉じこもる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...殻(から)を砕(くだ)いて食料を得ないまでも...
柳田国男 「海上の道」
...木綿をただ紅殻(べにがら)で染めたような獄衣を着て...
柳田国男 「故郷七十年」
...その殻をわる音が錯雑(さくざつ)とはじまった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...そして抜け殻のような身を茫(ぼう)と祈りのなかにおいて或る観念にいやおうなく達してきたとき...
吉川英治 「私本太平記」
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