...一瞬の後には名残りなく消え失せてしまはなければならなかつた...
芥川龍之介 「舞踏会」
...焼跡(やけあと)を残りなく二メートルばかり掘ってみたが...
海野十三 「金属人間」
...くらのすみずみを残りなくしらべましたが...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...作者の厭な眼の説明が残りなく出来ると私は思います...
太宰治 「女の決闘」
......
野口雨情 「朝おき雀」
...残りなく寸断に為(な)し終りて...
樋口一葉 「軒もる月」
...その者の犯行当夜の行動も私には残りなく判っております」「ほほう...
久生十蘭 「魔都」
...平田も心残りなく古郷(くに)へ帰れる...
広津柳浪 「今戸心中」
...残りなく喜こび勇んで開戦万歳を叫んだ人は居なかったがそれぞれの心々に憂い恐れためらいながらしかしそれらすべてを引っくるめて投げ捨てて前へ踏み出すほかに途はないと思った悲しい...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...右近だけでなくこの人にまで自分の秘密を残りなく見られることになったのを浮舟は苦しく思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...遠慮容赦なく我々を全身残りなく見る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こころ残りなく長崎へもまいれますわ...
山本周五郎 「菊屋敷」
...心残りなくこの世を去っている...
吉川英治 「江戸三国志」
...残りなくいいわたした民部(みんぶ)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...庫中の在米を家中の家族へ残りなく頒(わ)け与えることも...
吉川英治 「新書太閤記」
...仔細(しさい)残りなく話してくれい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...自分も心残りなく楽しんで暮してゆけるか...
吉川英治 「日本名婦伝」
...そして残りなく美しく染っている...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
