「歿後」の意味
歿後は死後
「歿後」の例文(場面別)
- ニュース彼の歿後、多くの人々が彼の功績を称える声を上げた。
- 文学その小説は主人公の歿後、彼の遺した手紙が物語の鍵を握る。
- 歴史この将軍の歿後、国は混乱に陥った。
- 日常会話祖父の歿後、家族で遺品整理をしました。
小説での「歿後」の使い方
...その父の歿後どこかから妾腹(しょうふく)の子と名乗る女が出て来て...
芥川龍之介 「路上」
...京都瑞泉寺(ずいせんじ)縁起(えんぎ)に依れば、順慶の歿後、此の石塔は洪水のために崩れてしまい、跡を訪う者もなかったのを、慶長十六年角倉了以(すみくらりょうい)が高瀬川を開くに当ってその荒廃せるを哀れみ、新たに塚を営んで石塔の「悪逆」の二字を削(けず)った...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...親の歿後も義兄との折合が巧(うま)く行かず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...正吉の歿後五十日のこの宴席を取り持つのは...
豊島与志雄 「乾杯」
...側用人丹下村右衞門は先代志摩守(しまのかみ)歿後(ぼつご)ドサクサ紛(まぎ)れに三萬六千兩の黄金と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...歿後も斯道(しどう)において永く記憶され...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...その盛宴に学良も列してみて、支那全省にわたる要人達からの山のごとき、豪華な贈り物を見るに及んで、天下の諸侯がすでに、豊太閤歿後には、家康に靡(なび)いたありさまを彷彿させるものがあった...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...そして不幸な人間は、自分と同じ一人の不幸な者が自然のあらゆる障害にもかかわらず、価値ある芸術家と人間との列に伍せしめられるがために、全力を尽したことを知って、そこに慰めを見いだすがよい!お前たち、弟カルルと(ヨーハン)よ、私が死んだとき、シュミット教授がなお存命ならば、ただちに、私の病状の記録作成を私の名において教授に依頼せよ、そしてその病状記録にこの手紙を添加せよ、そうすれば、私の歿後、世の人々と私とのあいだに少なくともできるかぎりの和解が生まれることであろう...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...夫人の歿後(ぼつご)は異性をお求めになるようなお心は戯れにもお持ちになることはなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは歿後幾(いくばく)もなく初夏の季に入つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...猫は蘭軒歿後にも榛軒に畜(か)はれてゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...諸山陽伝中山陽の終焉及其歿後の事を叙する段は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山陽の歿後中陰の果の日までは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...明治二年は蘭軒歿後第四十年である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まして歿後十三年を経つる今には...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...今年は幡随院歿後ちょうど四年目にあたる...
吉川英治 「剣難女難」
...父の歿後、いよいよ国防を厳にし、軍備を増強するため、河川関門(かせんかんもん)の徴税、そのほかの諸税など、急に増して取り上げたのが人心を離れさせたのでしょうか」「否」快川は頭(こうべ)を振った...
吉川英治 「新書太閤記」
...義満の歿後、あとをついで将軍となった足利義持が、明との公認貿易に背を向けたときである...
和辻哲郎 「鎖国」
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