...さうして空理は生命のない死物です...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...死物(しぶつ)になるも同樣...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...死物の膽力とか、不動心とか云ふのは、ただ物に感じない無神經の虚飾に過ぎない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...不思議な合唱が――舞台の娘たちの死物狂いの高(たか)調子と...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...死物狂(しにものぐるひ)にいてゐるうち...
薄田泣菫 「茶話」
...」「仕事を伴わぬ信仰は死物だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...自分の列車は幾年(いくとせ)雨風にたたかれて真赤に錆び蝕(くさ)った廃線の上を死物狂いに突進している! 車輪は錆びた鉄路の上で物すごい叫び声を発して行く!『その時カラタール氏は夢中に神に祈っていた...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...お前は死物狂いでやってのけた」「…………」お町の眼は力なくまたたきます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから四半刻おくれて死物狂いに追いかけて見ましたが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...もう死物狂いだア...
久生十蘭 「魔都」
...阿修羅の形想であつたに違ひない私は死物狂ひで叫んだ――「あの平和とこの混乱! だが妻よ...
牧野信一 「歌へる日まで」
...死物狂いで喚き立てる光景を眺めたら...
牧野信一 「鬼涙村」
...手負ひの熊は死物ぐるひになつて...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...それは死物狂いの一撃でございまして...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...死物狂いに硝子の舗道を蹴立てて来る身振りがトテモ可笑(おか)しい……ザマを見やがれ……と思いながらも...
夢野久作 「怪夢」
...大車輪で演出する死物狂いの冒険軽業が...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...あらん限りの死物狂いにアバレ初めました...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...五十人も死物狂いに突貫した...
吉川英治 「三国志」
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