...何に依つて右側を歩まず左側を歩むかを明らかにせず...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...試煉の一生に於いては――涙と笑とを通じて歩む可き光と影との交錯せる一生に於いては――總ての個人が皆同一の運命を擔つてゐるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...猿猴(ましら)のように肩で調子を取って歩む身体に...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...歩むのには馴れとりますから何でもありません...
豊島与志雄 「香奠」
...毎日あれくらいは歩む方が身体のためになります...
豊島与志雄 「香奠」
...日募近傍の田園を歩む...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...已むことを得ず家を出で暗夜の町を歩む...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...午後氷川神社境内を歩む...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...第四 地図蝙蝠傘(こうもりがさ)を杖に日和下駄(ひよりげた)を曳摺(ひきず)りながら市中(しちゅう)を歩む時...
永井荷風 「日和下駄」
...この森を中に入り歩む心地...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは主従相伴うて歩むのでなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...盾だ愈盾だとウィリアムは叫びながら室の中をあちらこちらと歩む...
夏目漱石 「幻影の盾」
...静かだが音律的にこの掛橋を歩む工合を見て...
野口米次郎 「能楽論」
...ネポール人が身の前後に燈籠各一を付け歌いながら歩む...
南方熊楠 「十二支考」
...まず直立して歩むよう教え...
南方熊楠 「十二支考」
...その穴地下に充満して人歩むごとに足を陥(おとしい)るとある...
南方熊楠 「十二支考」
...あの誰でも歩む大通りこそすべての者を迎えて...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...英国の市内公園の散文的に出来て居るのは自然の森を歩む様に胸の開く心地がする...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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