...握飯で騙されるやうな半間(はんま)な犬が此節(このせつ)がら有るものか...
内田魯庵 「犬物語」
...高田の俳友(はいいう)楓石子(ふうせきし)よりの書翰(しよかん)に(天保五年の仲冬)雪竿を見れば当地の雪此節(せつ)一丈に余(あま)れりといひ来(きた)れり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...此節相願候一件御承引不被下候はば...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...此節致出府居候ニ付...
徳永直 「光をかかぐる人々」
......
豊島与志雄 「悪夢」
...此節末姫様ガ薩州ヘ御引移リ故...
中里介山 「大菩薩峠」
...此節の武家は、そんな事を何んとも思つちや居ませんよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宵から二階などへ上がつて居たのか――此節は御觸がやかましくて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それだから此節の新造ツ子は洟(はな)も引つ掛けねえ」「ところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「此節急に蔓(はび)こつて來た...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此節は物騒で叶わないから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...外にも叔父を怨んでゐる者は二人や三人はあるんだから、誰がやつたかわからないが、お玉さんだつて、此節の樣子では、親位殺し兼ねませんよ」「お玉は何を怨(うら)んで居るのだ」「好きな男と一緒にしてくれないばかりでなく、隣の方を向いた窓まで、皆んな釘付けにするやうぢや、お玉さんどんなに人間が素直でも、親を怨み度くもなりますよ」「ところで、變なことを訊くが、お前は久米野の家で下女代りにコキ使はれて居ると言つたが、それで腹の底から諦めて居るだらうな」「――」「口のきゝやう、化粧の濃さ、お前は只の素人ぢや無いやうだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「棟梁(とうりやう)の伜の辰が、近頃お前のところへ來るさうぢやないか」「あれは威勢の良い、胸のすく兄さんよ、でも、その辰さんだつて、近頃は隱居所のお芳さんに夢中なんだもの、此節の素人衆は、油斷も隙もありやしない」平次は八五郎に目配せして、其處を立ち退きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此節(このせつ)のように...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...此地は此節花盛なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...醇を児玉氏へ「せつかく此節遣候(はむ)と存候」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし末の「止宿之事は此節奈何可有御坐」と対照して其義を暁(さと)ることが出来る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...爰元(こゝもと)之光景は此節同人より御承知と奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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