...いまだ此土(このど)にとどまることのふしんさよと心をつけて見るに...
芥川龍之介 「案頭の書」
...自分は決して此土地の盛岡であるといふことを忘れなかつたからである...
石川啄木 「葬列」
...夜に入っては旅の人に取合わぬ此土地の淀(おきて)と云い張って...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...此土器(このどき)の他(ほか)に...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...此土に仙遊するが如し...
太宰治 「富嶽百景」
...此土が一度にドン/\流れて來て渡良瀬川の低い所に多く這入つた所があつたが多く這入つた所は直ちに昔の通りになつて仕舞つた...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...人民が是非此土地を買つて呉れろと云ふものがあつたならば之は買つてやつて宜からう...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...此土地と云ふものは手の入れ次第で非常に善い村になる...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...此土偶(このどぐう)は羽後國秋田郡船川村...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...此土ノ厚サハ遺物ノ新古ヲ測ル一根據トナスヲ得...
坪井正五郎 「石器時代總論要領」
...此土地を離れるには...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...先代七兵衞は十年ばかり前に此土地へ來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此土藏に氣の附かなかつたのは俺の手ぬかりさ――權次の懷(ふところ)に鍵の束があつたな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「近頃此土手で、變なことがあるさうだが、お前は知つて居るだらうな」「へエ?」「武家の髷(まげ)を切る曲者のことだよ」「へエ」「此土手に住んでゐるお前が、その曲者を見ない筈はないと思ふが、どうだえ」「へエ、――それらしいのを見ないわけぢやございませんが」「それを聽き度かつたんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此土地の平民の家に生まれた孤峰和尚といふが應長元年商舶に附して入元したとある...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...さりとて平山を手放して此土地に置くのも心許(こゝろもと)ないと思つたのである...
森鴎外 「大塩平八郎」
...己はレオネルロが只此土地を離れようとしてゐて...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...この木をタイサンボクと此土地では謂ふと聴いて...
柳田國男 「信濃桜の話」
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