「此土」の意味
この土地または現世
「此土」の例文(場面別)
- 仏教仏教では、此土を離れて浄土を目指すことが教えられています。
- 文学彼の詩には、此土への深い愛着が感じられる。
- 日常会話此土での生活に満足していますか?
小説での「此土」の使い方
...此土即寂光土か厭離穢土欣求淨土か...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...夜に入っては旅の人に取合わぬ此土地の淀(おきて)と云い張って...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...人民が是非此土地を買つて呉れろと云ふものがあつたならば之は買つてやつて宜からう...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...此土偶は常陸國相馬郡小文間にて發見(はつけん)せし物にして岡田毅三郎氏の所藏(しよざう)(第一回の圖右の方下の隅を見よ)他の一は鍔(つば)の幅廣き帽子をば前部にて筋違(すぢか)ひに截り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...此土偶(このどぐう)は羽後國秋田郡船川村...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...なる丈け早く此土地の風習と土井家の家風をのみ込まうと努力した...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...或る時セルギウスは此土地を立ち退いて...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...その血で丹念に一字一字の法華経を写して「我此土(がしど)安穏...
中里介山 「大菩薩峠」
...此土地では珍らしいから...
長與善郎 「青銅の基督」
...先代七兵衞は十年ばかり前に此土地へ來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「近頃此土手で、變なことがあるさうだが、お前は知つて居るだらうな」「へエ?」「武家の髷(まげ)を切る曲者のことだよ」「へエ」「此土手に住んでゐるお前が、その曲者を見ない筈はないと思ふが、どうだえ」「へエ、――それらしいのを見ないわけぢやございませんが」「それを聽き度かつたんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此土手で髮を切られて居るが」「よく見掛けますよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さりとて平山を手放して此土地に置くのも心許(こゝろもと)ないと思つたのである...
森鴎外 「大塩平八郎」
...此土地ではニコラウスの夜に...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...レオネルロはどうやら此土地を第二の故郷にして...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...此土地だけは最も簡單に...
柳田國男 「食料名彙」
...此土地も次第に都会の人が入り込んで来ます...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...今の時代に此土(このど)へ生れて来たのだから...
吉川英治 「源頼朝」
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