...自分の家庭のやうに暮して来た第八中隊を離れて此の中隊へ来た時...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...此の中に住む動物は紫色の粘液を出す...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...地理學者の説に據るに、十和田湖全體は、陷落より生じたるが、此の中海は、噴火口也と...
大町桂月 「十和田湖」
...というのが此の中年の芸術家の動かぬ想念であったのであります...
太宰治 「女の決闘」
...一寸此の中から筆記帳(ノート)とインキを買わして呉れや...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...此の中間僧もそれを学んだのであろう...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...人はたとい此の中間僧のような境地には至り得ない迄も...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...かついえ公は此の中(じゅう)のことを水にながして仲直りをなさろうとおぼしめされ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...つまり此の中で最後の二つ...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...此の中井さんが真先に斬り込んで花々しく戦つて討死したのです...
楢崎龍、川田雪山 「千里の駒後日譚拾遺」
...此の中に集められてあるものは...
野上豐一郎 「「草衣集」はしがき」
...小牧の旦那が此の中でやられたんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伊太夫は厩から牧場へ能登守を案内して「せめて此の中から一頭なりともお見出しに預かりますれば...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...此の中に私と云うものが一人居るばっかりにつくりなされたものの様にも思う...
宮本百合子 「秋霧」
...やるとも! ぢや此の中から千円だけ貸して貰ふ...
三好十郎 「地熱」
...此の中にある玉にふれることの怖さを何時の間にかおぼえていた原始観念が...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...此の中神に敵する者に対する刑罰の方面を高調したのが第三十四章五節以下であって...
矢内原忠雄 「帝大聖書研究会終講の辞」
...此の中の何処からか探し出すことが出来ると思うんだがね」と怪気焔を揚げていたことを...
夢野久作 「殺人迷路」
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