...正に嫣然(えんぜん)と一笑(いっしょう)したんだ...
芥川龍之介 「一夕話」
...吾人を眞正に生かすものは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...社會主義の見地を持してゐたこの新聞にとつては正にその必要があつたのである...
石川啄木 「トルストイ翁論文」
...正に私の花ざかりとでも言うべき...
上村松園 「作画について」
...彼は定刻に後るること正に十八分と半分にして...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...服部君の死後一手に「みみずのたはこと」を引受くるに到って其熱心は正に酬われたのである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...正に方法概念なのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...正にこれに他ならなかったのであって...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...正に評論家の言論の一般的封鎖を意味して来るのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...併しそれであるが故に正に氏の政治的自由主義は珍しくも思想体系を持っているのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...下手な小説を書いて原稿料を貪らんとするや正に人道の為め正義のためと号すべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...正にこの點で自分の敵――しかも最も強力な敵...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...正に今日の詩壇を予感した最初の黎明であつたにちがひない...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...正にとんだ見込み外れをしたわけで...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...おすみが深川のほうの糸屋へ嫁(かたず)いていて生んだ子の玄正にも...
正岡容 「小説 圓朝」
...殆ど一言半句ものせられなかつた不公正に対して...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...――それから正に十五年目...
吉川英治 「新書太閤記」
...貞盛は、道中で疲れてもいたろうが、良正に会うと、何ともいえない不愉快な顔をしめし、「叔父上...
吉川英治 「平の将門」
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