...甲板の上を毎朝規則正しく散歩する白髪の米人とその娘との足音がこつこつ快活らしく聞こえていた...
有島武郎 「或る女」
...母親(おふくろ)が操正しく...
泉鏡花 「歌行燈」
...正しく動くはずである...
海野十三 「火星兵団」
...一言でいうと、世の中の人々は、確率論をまもる学者よりは、ずっと正しく、運命を理解しているからだ...
海野十三 「金属人間」
...日野家之墓と大きく彫られてその側面には戒名(かいみょう)の下に正しく俗名日野涼子何年何月歿享年二十九歳と彫られてあるのが透し見られた...
橘外男 「逗子物語」
...操守正しく身を守り邪戀の聲に耳貸さず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...みずから自分の考えを正しく知ることもできなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして今ではバッハやベートーヴェンをごく正しくひいていた――(実を言えばそれは大したことでない)――しかしいいことには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは正しく「詩人の文学」なのである...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...これはまだ日本でもスペンダーの立場を殆どみなが正しく捕らえていないと私は思うのですが...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...愛らしく、由緒正しく、大胆で、ロシアを激しく憎み、貧しい自国をこよなく愛しておられる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...カルメンさんは私を正しく評価なさっておられない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...行儀正しく向ひ合つては酷く駄目な質で話の出来ないことには慣れてゐたから...
牧野信一 「蔭ひなた」
...上帝はそれぞれの職を勉め佯(いつわ)らず正しく暮す者を愛すと...
南方熊楠 「十二支考」
...うつくしく規則正しくあらはれ...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...これらの窯々が持つ伝統のよさを美しさの上から正しく理解し得る人を見出して協力を求める事である...
柳宗悦 「小鹿田窯への懸念」
...――孫次郎は作法正しく喫したが...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...当時綾瀬はこの政太夫に私淑して行儀も正しく...
山本笑月 「明治世相百話」
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