...他人の瑕瑾捜しや贅沢咄や姑や小姑の讒訴を止めない中は女は決して其品性を誇る事は出来ぬ...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...俺の怒鳴ったのも気にも止めないふうで...
梅崎春生 「蜆」
...眼を大きく見開いたまま呟き止めない...
梅崎春生 「日の果て」
...止めないと――」と大江山課長が火のようになって暗がりの中を進みいでたとき...
海野十三 「恐怖の口笛」
...決して止めないのである...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...俳句を止めるとか止めないとかいう人が時々ある...
種田山頭火 「最近の感想」
...路ばたの草にも綺麗な露が置いてゐるのだもの……』藤はそれでも頭を振ることを止めないのであつた...
田山花袋 「道綱の母」
...この「宣伝」という文字について取り止めないいろいろの事を考えてみた...
寺田寅彦 「神田を散歩して」
...墨堤の桜は悉く葉になって一片の落花さえ止めない...
富田木歩 「小さな旅」
...気にも止めないくらいに...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...世には意見を意見だけに止めない人がいます...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その嬉しさの味のためには一生その仕事を止めないだらうと云(い)ふ風に...
南部修太郎 「探偵小説の魅力」
...まるでそんなことは気にも止めないもののやうに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...私は彼等がこの中絶したお告(つ)げを聞かうとその歌聲や囁きを止めないのを訝(いぶか)しく思ふ程だつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...――好い加減に止めないかな...
牧野信一 「極夜の記」
...私は別に気にも止めないで居ましたら四五日して大勢の人が私等のそばへやってまいりました...
槇村浩 「私は紙である」
...彼はなほ言葉を重ねるのを止めないで...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...人間のような儚(はかな)い空骸(くうがい)や相(すがた)を止めないだけのことである...
吉川英治 「親鸞」
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