...修理(しゅり)は、止むを得ず、毎日陰気な顔をして、じっと居間にいすくまっていた...
芥川龍之介 「忠義」
...われわれは止むを得ず...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...止むを得ず、アイスアックスで雪に穴を掘り、四人がかたまって一夜をあかすことにしたが、気温は下降する一方で、ついに暁近く二人は凍死した...
石川欣一 「可愛い山」
...止むを得ず……強制……執行する場合もあるべく……だって……へえ...
犬田卯 「瘤」
...止むを得ずこれに應じて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自分の止むを得ず生眞面目であつたのも面白くない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...止むを得ず合羽(かっぱ)を纏(まと)い...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...向うから喧嘩を吹掛けて来れば止むを得ずこれに応じなければならぬ...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...止むを得ず他の人間を喰物にするなぞといふ事は...
太宰治 「知らない人」
...そこで止むを得ず瓦斯を抜き無事に地上に下りるを得た...
寺田寅彦 「話の種」
...止むを得ず片手を以て自分の帯をほどいてその足をしかと柱へ結びつけて置いて...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...止むを得ず「現実」や「自然」などといふ訳語を...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...そこで、止むを得ず、四人だけで仲良く筏のうえに攀(よ)じ登る...
久生十蘭 「キャラコさん」
...止むを得ず公園の土堤を池の方へ掘りかけたんですが...
久生十蘭 「魔都」
...そこで私は生活上止むを得ず...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...岡本保孝極貧乍ら藏書甚だ富り(一旦家計迫つて止むを得ず書籍只一箱を賣たと云から...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...あれは此のうちの何をして居る人?」三田は止むを得ず洋筆(ペン)を置いて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...で止むを得ず陸路をサン・セバスチアンまで辿って行ったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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