...彼自身の哲学から出てゐたのですから止むを得ないことです...
芥川龍之介 「ポーの片影」
...足音に驚いて卒(には)かに啼き止む小田の蛙の歌の如く...
石川啄木 「雲は天才である」
...速戦即決の徹底を要したドイツのため止むに止まれぬ彼の意気は真に壮とせねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...止むを得ぬ事情の下におかれて...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...止むを得ず気に入らぬ人間に投票するか...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...彼の懊悩は引きつゞいて止む時もなかった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...多少の反覆は止むを得ないがなるべく重複を避けたいと考える...
戸坂潤 「科学論」
...「離別」「止むを得まい...
直木三十五 「南国太平記」
...あの辺を一巡(ひとまわ)りして帰って来れば隣のラディオも止む時分になるのであろうと...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...なつかしさのあまり覚えず歩を止む...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...三日を除くの外(ほか)昼夜止むことなし...
野中到 「寒中滞岳記」
...それも止むを得んさ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...直に學校を支配するの慣行は止むことならんと信ず...
福沢諭吉 「帝室論」
...バイヲリンの音(ね)がバツタリ止む...
三島霜川 「青い顏」
...言はで止むごときことなからむのみ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...本当の父親が抱いたならば直ぐに泣き止むであろう事を……...
夢野久作 「霊感!」
...その『かくの如き解決手段を用いるの止むを得ざるに出でた理由』を訴え...
夢野久作 「霊感!」
...馬上の戦いは疲れて止むことを知らなかった...
吉川英治 「三国志」
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