...夜来の春雨猶止まずして一山風静かに...
石川啄木 「渋民村より」
...数間(すうけん)のところに止りました...
海野十三 「壊れたバリコン」
...病を押した自然の復讐として少しづゝ重態に陥るは止むを得ない...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...)用事がありさうに呼ぶ声がするのではたきの手を止めて振り返つた...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...一瞬(いっしゅん)、船は停(とま)り、時も停止し、ただ、この上もなく、じいんと碧(あお)い空と、碧い海、暖かい碧一色の空間にぼくは溶(と)け込んだ気がしたが、それも束(つか)の間(ま)、ぼくは誰かにみられるのと、こうした幸福の持続が、あんまり恐(おそろ)しく、身体を翻(ひるが)えし、バック台の方へ逃(に)げて行き、こっとん、こっとん、微笑(びしょう)のうちに、二三回ひいてから、また、手摺まで走って行ってはあなたに手をあげ、あなたも手をあげ応(こた)えると、また、にこにこと笑い交(かわ)して、バック台まで逃げてゆく...
田中英光 「オリンポスの果実」
...石卷港は凡ゆる船の出入を停止...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...何時か半鐘も鳴り止んだ...
戸田豊子 「鋳物工場」
...およそ革命を中途にして止めさせるものはだれであるか? 中流民である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...畳が、壁が、時に柱までふるえたし、人々の懸声と、拍手と、叫び声とに、遥かに距てている往来の人さえ、足を止めて、この宿の二階を見上げた...
直木三十五 「南国太平記」
...痛々しいものの映ることを止めることができません...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな痛い腹を抱(かか)えて今更豚でもあるまいと思って止(や)めた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...額を動かすと埃が落ちて叶わない」一度は斯う言って止めましたが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...しかも詩集は既に製本されて出てしまつたので、止むを得ず私は、さらに此等の詩を集めて一册にし、青猫續篇詩集(第二青猫)として刊行しようと考へた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...形見(かたみ)の止(とゞ)めし令孃(ひめ)ならんには...
樋口一葉 「曉月夜」
...頭は妙に思考停止したようです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...「大津の家が潰れるのは止むを得ないが...
牧野信一 「サクラの花びら」
...彼奴(きゃつ)を射止めて見せてくれ」と励まし...
吉川英治 「三国志」
...この一美丈夫の挙止(きょし)を...
吉川英治 「新書太閤記」
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