「歎き」の意味
深く悲しみ嘆くこと
小説での「歎き」の使い方
...吾々の音楽の溜息と深い歎きとは...
阿部次郎 「帰来」
...ほの黄色い緩やかな呼吸を續けながら空も海の歎きを傳へた...
有島武郎 「潮霧」
...わが身の現在のあさましさを歎き...
太宰治 「新釈諸国噺」
...さま/″\に歎き悲しみけれども更にお聴入なく...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...法然帰依の輩がこの大事件を聞いて歎き悲しむこと例(たと)うるにものなく...
中里介山 「法然行伝」
...母のお蝶はむしり捨てた花のように振り向いても見られなかった――ということです」「…………」「母の歎きはどの様に深かったか...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...これほどの歎きはない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...房五郎への怨み、弟の歎き、お駒を殺して胸を晴そうと、あの格子まで開けましたが、障子一重(ひとえ)というところでお駒に声を掛けられ、急に気が変ったのでございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御新造の歎きも容易じゃないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三河屋嘉兵衛(かへえ)夫婦の歎きは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...然るに事実は之に反し 我死なず事は一切顛倒す悲しむべしと歎きしは亡し といふことになつてしまつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...いつもおなじ歎きばかり繰り返してゐるやうに見え...
堀辰雄 「七つの手紙」
...救い難い現実が身にしみて歎き悲しまれるのである...
三木清 「親鸞」
...大いなるものの悲しみ!偉大なるものの歎き!すべての時代に現われた大いなるものは...
宮本百合子 「大いなるもの」
...こんなふうに歎きに明かしておしまいになる朝...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...取集めて大きな歎きだった...
柳田国男 「故郷七十年」
...自分の不幸を心から歎き...
横光利一 「悲しみの代價」
...だが歎きの毒は、これよりもっとにがいんだよ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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