...懐中電燈が、こわされた機械類、天井を這(は)うさびたシャフト、動輪、ちぎれたベルトなどを、次々とかすめて、最後にとまったのは、建物の一隅、監督者の事務室とおぼしき小部屋であった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...さうしてそのやうな叛逆の動かぬ証拠を次々と御ところのお使ひの人に依つて糾明せられ...
太宰治 「右大臣実朝」
...次々に新しい異性を求めては奇異な刺戟と醜悪な悪戯とを貪(むさぼ)って行った物語は...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...次々と対岸の急斜面に現れて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...それがちょうど俳諧連句(はいかいれんく)の句々の連珠のようなモンタージュによって次々に展開進行して行くのである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...次々にくわしくなりもて行くわざなれば...
寺田寅彦 「人の言葉――自分の言葉」
...羊肉の皿は次々と運ばれてくる...
豊島与志雄 「文学以前」
...理想主義者の臆測は次々に征服され...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...それによって次々に事件を解決してゆく手法にも...
平林初之輔 「当選作所感」
...続く二時間で爆発が次々起こった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...この市に住んだら思案にあまる不思議が次々に起るだらう...
牧野信一 「山彦の街」
...その次々の展開の結果を対比して諸級数の係数を比較し...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...次々に発表される小説...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...あなたにとっても益面白い小説を次々と書きたいと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(自分のをまず一番に出して次々に皆の出す金を集めて...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ところが内外の事情の次々の変化のために...
柳田国男 「年中行事覚書」
...次々に持って来る首級を視(み)にかかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...次々と完成してゆく電源地から新しい光波となって...
吉川英治 「随筆 新平家」
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