「欠き」の意味
不足する
小説での「欠き」の使い方
...白墨(チヨオク)を食ひ欠きに行くのですと云ふのだ...
芥川龍之介 「山鴫」
...それは戦争の絶対性を欠き...
石原莞爾 「戦争史大観」
...突破しても爾後の突進力を欠き...
石原莞爾 「戦争史大観」
...またお得意に対してしばしば間を欠き...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...発音いちじるしく明瞭を欠き...
太宰治 「花吹雪」
...彼らの大音楽家は皆、ほとんど一人の例外もなく、たとえば近代の人を挙げずとも――ベルリオーズでもサン・サーンスでも、精力を欠き、信念を欠き、ことに内心の羅針盤(らしんばん)を欠いてるために、自家撞着(どうちゃく)をきたし、自己を破壊するようなことばかりをし、自己を否認しているのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...時とすると――(青年は敬意を欠きがちなものである)――それを面白がることもあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...罪の葉を広ぐる毒草の気概を欠き居り候...
永井荷風 「夜あるき」
...迷って出るにところを欠き...
中里介山 「大菩薩峠」
...三足を以て立つ鼎にして一足を欠き...
蜷川新 「天皇」
...憚(はばか)りながら二枚目と立役には事を欠きませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...子孫を欠きし人間は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...惜むらくはその頭部を欠き居り候ことかへすがへすも残念の儀と存ぜられ候はずや...
牧野信一 「手紙」
...語句の佶屈牙(きっくつごうが)にして調和を欠きたる...
正岡子規 「古池の句の弁」
...神功(じんぐう)皇后征韓の船中秣(まぐさ)に事欠き...
南方熊楠 「十二支考」
...彼女たちの選択はいつも公正を欠き気まぐれです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それ等の性質を欠き易いからと考えて...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...その鼻の表現を自然の作用であるかのように欠き落したのではあるまいかとも考えられます...
夢野久作 「鼻の表現」
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