...草色の縁をとつた帆布は日光と微雨とに對してバルコンの上に團欒する大人と子供とを保護する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...午餐(ごさん)が済んで人々がサルンに集まる時などは団欒(だんらん)がたいてい三つくらいに分かれてできた...
有島武郎 「或る女」
...太陽は黄熟した大きな朱欒(ザボン)のやうにかがやき出した...
薄田泣菫 「独楽園」
...昔のような家族的なあたたかみの内に団欒する機会が失われ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...ある時は西洋料理、ある時は日本料理、支那料理と、全員一堂に集って食卓を囲み、団欒をたのしむ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...庵の饗宴らしい団欒である...
種田山頭火 「松山日記」
...そして朱欒(ざぼん)という大きな蜜柑が出来る処さ...
豊島与志雄 「野ざらし」
...かりのすまひにひとしき庫裏なれども猶ほ且かの縁のひろきを憾む朱欒植ゑて庭暖き冬の日の障子に足らずいまは傾きぬ二十五日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...一層八雲の家庭を楽しく団欒的のものにした...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...『朱欒』のむかしから親しく君達は私に君達の心を開いて呉れた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...そうした和(なご)やかな団欒(だんらん)には...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...祖父が地球儀を買つて来てから毎晩のやうに斯んな団欒が醸された...
牧野信一 「地球儀」
......
牧野富太郎 「植物一日一題」
...彼らの団欒を妨げずにはすみますまいし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼等は謙遜なる平和の中に名誉と廉直との情緒に包まれた団欒(だんらん)を形作つて居る家庭を成就した者ですから...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...欒廷玉(らんていぎょく)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...其処此処(そこここ)の団欒を...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...その灯の下にいる嫂(あによめ)や小さい甥(おい)や姪(めい)たちの団欒(まどい)を眼に描いた...
吉川英治 「旗岡巡査」
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