「横合い」の意味
横からの方向
小説での「横合い」の使い方
...時には私も横合いから...
芥川龍之介 「開化の良人」
...横合いから御姫様の御顔を御覗きになりました...
芥川龍之介 「邪宗門」
...横合いからだしぬけに牛の群れへおどりかかった...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...眼は少し横合いから物問いたげに...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...横合いからわたしの顔をちらりと見た...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...バスが発車してまもなく横合いからはげしく何物かが衝突したと思うと同時に車体が傾いて危うく倒れそうになって止まった...
寺田寅彦 「あひると猿」
...「わーッ」また横合いから飛び出して兵馬の前に倒れたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...「金さん、金蔵さん」長者屋敷のところで、横合いから、火縄銃(ひなわづつ)を担(かつ)いで犬をつれた猟師体(てい)の男が名を呼びかけたのをも気がつかず通り過ぎようとすると、猟師は近寄って来て、金蔵の肩に後ろから手をかけ、「どうした、金蔵さん」「やあ、惣太(そうた)さん」「何だい、えらく悄気(しょげ)てるな」「ああ、少し病気だよ」「大事にしなくちゃいけねえよ」「だから保養に、ここらを歩いているのだ、どうも頭の具合が面白くないからね」「それでは金蔵さん、今日は一日、俺と高円山(たかまどやま)の方へ行かねえか、山をかけ廻ると気の保養になるぜ」「そんな元気があるくらいなら、こうしてぶらぶらしてはいないよ、ああつまらない」「困るな...
中里介山 「大菩薩峠」
...その横合いから、お君は米友の身体に飛びついてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...峠や峰の横合いからも...
中里介山 「大菩薩峠」
...わしが持って帰って有難いお経をあげてやる」うまうまと、横合いから、さらってしまったという、いわれの品だ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...魂が抜けているから軽いってね」八五郎は横合いから余計な嘴(くちばし)を容れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...横合いから踏み込んでいって...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...さては横合いから緑の掌葉を差し出した楓(かえで)の小枝などであるが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何か御参考になる事が見付かるかも知れませんから……」「そうすると何か犯人に就ての御心当りでも……」と横合いから司法主任が口を出した...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...その横合いから又...
夢野久作 「木魂」
...虚空を斬った横合いの侍は...
吉川英治 「剣難女難」
...大将には要(い)らないことでござ……」云いかける横合いから...
吉川英治 「新書太閤記」
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