...姉さんに命令する権利はあるわけだ...
太宰治 「正義と微笑」
...対象論も亦その全体に渡って取り扱う固有の権利を有つ処の領野に...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...これに対する一般的な権利をさえ失わねばならないようになって来た...
戸坂潤 「思想としての文学」
...一人としていかなるものをも所有権によって所有していない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...『すべての権利も優越も...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...柔弱なるものの享受できないところの健全と弾力と興奮性のもつ特権であるという...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...国民の服従だけでいいじゃありませんか、政府は治むべし、人民は服従すべし、それだけでたくさんですよ――もう少し一般が自覚というのをもって、他から治められずとも、自ら治むることを知ってきた時節は格別、今のところは薄っぺらな人気の煽動でどうでもなるんだから、尊敬だの自由だの言わん方がいい、権力の濫用より、民力の濫用の方が厄介千万です」三二人は議論を交わしながら、富浦も過ぎ、矢差(やさし)の浦(うら)も過ぎ、飯岡の町に来たから、多分この辺で下りるだろうと思うと、いつしかその町も通り過ぎてしまったから、行先の目的が全くわからなくなってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...権現様も、大阪に集まる浪人衆には怖れなかったが、この黄金の力を怖れたそうでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...きわめて健康な特権的愉楽(ゆらく)であると言ってよい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...債権者全員への支払いばかりか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...今左に菊五郎が権太の科白(せりふ)を細叙して...
三木竹二 「いがみの権太」
...その社会的存在を守るに力ない無権利から発したさまざまの罪過に対して...
宮本百合子 「石を投ぐるもの」
...権平等を座敷々々に歴訪して...
森鴎外 「細木香以」
...皇帝の側近において権勢のすこぶる高かったあのルキリウスに向って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...木股村(きまたむら)の出なので木股(きまた)権三と名乗れといっておきながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼が権門の利用から遁れようとしたというのは私の想像である...
吉川英治 「随筆 新平家」
...武家の権力政治が数世紀にわたって行なわれた後に...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...この運動は十四世紀の初頭に先ず教皇権の王権に対する敗北となって現われた...
和辻哲郎 「鎖国」
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