...人に犯されまいと身構えていたその自尊心はどうした...
有島武郎 「或る女」
...」と婆さんを避(よ)けかたがた、立構えで、夫人が肩を擦寄せると、早瀬は後(うしろ)へ開いて、夫人の肩越に婆さんを見て、「それとも一円に幾干だね、それから聞いて屋賃の処を...
泉鏡花 「婦系図」
...右からも左からも打込む隙(すき)がない身構えをしてから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...起るだろうと待構えていた...
海野十三 「火星兵団」
...しかしピストルは油断なく構えたまま...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...オースマン大通りにぜいたくな住居を構えてる姉のもとへ駆けつけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はゆっくり構えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...夜中人通りの淋しい処に待ち構えて通行人を斬った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...所謂八方破れの構え...
直木三十五 「南国太平記」
...ともかくも寄らば突かんと構えたのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...中に待ち構えた気狂いのために...
中里介山 「大菩薩峠」
...今回、何年ぶりかで、弘養館へ入って、先ず、その店の構えが、今どきでなく、三四人宛の別室になっているのが、珍しかった...
古川緑波 「神戸」
...なるほど」と阿賀妻は遊底を動かしてみて床尾を肩に構えてみた...
本庄陸男 「石狩川」
...私が落ち込んで来るのを待ち構えているに違いない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そちが自斎に打ち込まれた太極(たいきょく)の太刀はこれだ!」「なにをッ」木剣を眉間のあたりに半月に構え...
吉川英治 「剣難女難」
...鳴りをしずめて待ち構えていた矢先でもある...
吉川英治 「三国志」
...人より先に陣を構えてみせる...
吉川英治 「三国志」
...馬車から降りた道を真直ぐに入ってゆく宏大な構えの家であった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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