...私は概ね家庭主義者ではない...
高田保 「貸家を探す話」
...流行の状概ね然(しか)り...
津田左右吉 「史論の流行」
...上代のにおいてはそれは概ね戦闘であるが...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...他地方(ちはう)より出でたる糸掛け石も形状(けいじやう)大さとも概ね此例(このれい)の如し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...一たび之れに浴するものは爲に死を致さむことを思ふ然れども知己の恩は私恩に同じからず私恩を介するものは概ね利害にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...概ね斯うした縁の下の住民の手内職である...
中島敦 「環礁」
...山脚の緩なる概ね一帶の高原をなす...
長塚節 「草津行」
...概ね一たび飜へりて下り達す...
長塚節 「草津行」
...概ねの藝術は、皆この人格的イデヤのあこがれから生れる故に、反性格こそは、すべての藝術の本質的特色だといふことができるだらう...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...またこの法律の規定は概ね皆な因果法の規定となっておって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...フランス法律を学んだ者は概ねみな断行派に属しておったから...
穂積陳重 「法窓夜話」
...二人の間だけでは概ねスペクトルを用ひないことにもしてゐたから――...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...資本主義の円本流行は一日も早く撃退せねばならぬ製本技術の低下従来の単行本は概ね一千部乃至三千部を限度として初版を製本したのであるが...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...斎は概ね三月二十日頃に江戸を立つたものと見て大過なからう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...正弘は彼に於て概ね開国論に左袒し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...年頃経営せる所も概ね失敗に終りぬ...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...概ねこの類なのであります...
吉川英治 「折々の記」
...初めに言つた彼女の記憶といふのは概ねこの大塚窪町時代に係つてゐるのも無理ならぬ話である...
若山牧水 「樹木とその葉」
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