...二つながら失ひしに極まり候...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...蒼海(そうかい)の色尚(なお)存す目刺(めざし)かな春雨のくらくなりゆき極まりぬ木(こ)の芽(め)雨(あめ)又病むときく加餐(かさん)せよ四月二十八日 鎌倉俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...美麗壮観極まりなく...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...雪子は一層極まりを悪がって口を利かなくなる方ですから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...貞之助や幸子にしても今度は随分極まりの悪い思いをしたり節を屈したりしていることを考えてくれたら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...顔を見られた」と云う極まりの悪さが先に立った...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...愉快極まりなし...
中島敦 「光と風と夢」
...陰極まりて陽発するの機微に通ずる...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...「物質の不滅性はこれも昔から考えられたものでこの一見変転極まりなき世界に何物か不滅不増の物を考えんとする要求から起ったものであって...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...醜極まりて奇と称すべし...
福沢諭吉 「日本男子論」
...破廉恥極まりない方法で令夫人を脅しました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...また竜の三患というは、竜は諸鱗虫の長で、能く幽に能く明に、能く大に能く小に、変化極まりなし、だが第一に熱風熱沙毎(いつ)もその身を苦しめ、第二に悪風暴(にわ)かに起れば身に飾った宝衣全く失わる、第三には上に述べた金翅鳥に逢うと死を免れぬ、それから四事不可思議とは、世間の衆生いずこより生れ来り、死後いずこへ往くか判らぬ、一切世界衆生の業力(ごうりき)に由(よ)りて成り、成っては壊(くず)れ、壊れては成り、始終相続いて断絶せぬ、それから竜が雨を降らすに、口よりも眼鼻耳よりも出さず、ただ竜に大神力ありて、あるいは喜びあるいは怒れば雨を降らす、この四をいうのじゃ(『大明三蔵法数』十一、十八)...
南方熊楠 「十二支考」
...コーカサスの雄大極まりない山嶽を南へ縫ってウラジ・カウカアズから...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...ついに神とは感情なく変幻極まりないものであるとし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不幸にして最も不確実な・最も混沌として変化極まりない・ものである」と嘆いた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...極まり悪げに俯向いてくすっと笑った...
横光利一 「旅愁」
...進退これ極まりながら...
吉川英治 「折々の記」
...生々死々輪輾(りんてん)して極まりのないものなのだ...
吉川英治 「剣の四君子」
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