...三度に一度は彦七の云ひ分に楯をつくようになつたのです...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...二人は扉を小楯(こだて)に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...後方(うしろで)は小楯(をだて)ろかも九...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...奈良(なら)や小楯(おだて)をも通りすぎて...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...城樓の上には色樣々の五十の楯が掛け連なつてる...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...妙に私に楯(たて)つくぢやないか...
徳田秋聲 「絶望」
...お前の後楯(うしろだて)になろうというのではないか」「芹沢氏...
中里介山 「大菩薩峠」
...脊広の洋服に糸楯(いとだて)...
中里介山 「山道」
...落栗のいや珍らしきをよろこびてよめる楯名づく青垣よろふ...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...マイがマイセルフに楯つく所...
中原中也 「その頃の生活」
...ツマリ学医の面目(ねんもく)云々(うんぬん)を楯(たて)にして剛情な理屈を云うから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...彼が持ち逃げせる金の内には大功(たいこう)は細瑾(さいきん)を顧みずちょう豪語を楯(たて)となせる神奈川県の志士が...
福田英子 「妾の半生涯」
...彼は楯(たて)を差し出し...
横光利一 「日輪」
...剣(けん)と戟(ほこ)と楯(たて)一司馬懿(しばい)仲達(ちゅうたつ)は...
吉川英治 「三国志」
...土塁(どるい)や竹楯(たけだて)の内へむやみに射こんでみたが...
吉川英治 「私本太平記」
...御旗(みはた)楯無(たてなし)をうしなって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...貴方様に楯突(たてつ)いたのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...さしも新羅三郎(しんらさぶろう)以来二十幾世という御旗(みはた)楯無(たてなし)の名家も...
吉川英治 「新書太閤記」
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