「楚」の意味
美しい
小説での「楚」の使い方
...弱々しいが楚々(そそ)とした美しさを持った顔と云えば...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それに反して好く晴れた日の駒ヶ岳は清楚な感じがある...
近松秋江 「箱根の山々」
...清楚な趣味の女の頭が...
豊島与志雄 「小説中の女」
...写生の点において広重の技巧はしばしば北斎より更に綿密なるにかかはらず一見して常に北斎の草画(そうが)よりも更に清楚(せいそ)軽快の思(おもい)あらしむ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...門巷蕭条夜色悲 〔門巷(もんこう)は蕭条(しょうじょう)として夜色(やしょく)悲しく声在月前枝(きゅうりゅう)の声(こえ)は月前(げつぜん)の枝(えだ)に在(あ)り誰憐孤帳寒檠下 誰か憐(あわれ)まん孤帳(こちょう)の寒檠(かんけい)の下(もと)に白髪遺臣読楚辞白髪(はくはつ)の遺臣(いしん)の楚辞(そじ)を読(よ)めるを〕といった絶句の如きは今なお牢記(ろうき)して忘れぬものである...
永井荷風 「西瓜」
...白いものの目立つ清楚(せいそ)な室(へや)の空気に...
夏目漱石 「明暗」
...而して北方山戎の戯が荊楚地方に行はれ...
原勝郎 「鞦韆考」
...宇文士及が『粧台記』の序にも、〈春秋の初め、晋楚の諺あり、曰く夏姫道を得て鶏皮三たび少(わか)し〉と見えしも、老いて後鶏皮のごとく、肌膚の剛(こわ)くなるは常の習いなるに、夏姫は術を得て、三度まで若返りたるという事なり(『類聚名物考』一七一)...
南方熊楠 「十二支考」
...楚の宣王諸侯を朝会した時...
南方熊楠 「十二支考」
...女巫楚服なる者自ら言う...
南方熊楠 「十二支考」
...近刊の続篇は「松の露」という、実に清楚な、而も情尽きざる作品です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...むかし淳于(じゅんうこん)は斉王(せいおう)の命をうけて、楚国に使いし、その途中、楚王(そおう)に贈る鵞鳥(がちょう)を焼いて食べてしまいながら、空籠を奉じて楚王にまみえ、詭弁(きべん)をふるってかえって王をよろこばせ、斉王は廉直な臣をもって倖(しあわ)せであると感心させたとかいう...
吉川英治 「上杉謙信」
...楚々(そそ)と土橋を歩いてゆく...
吉川英治 「江戸三国志」
...けれどその草心尼の清楚(せいそ)な美しさも...
吉川英治 「私本太平記」
...『…………』楚々(そそ)と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...楚々(そそ)とみだれて...
吉川英治 「親鸞」
...楚の政治家がいかに孔子を理解していなかったかを示すものではなかろうか...
和辻哲郎 「孔子」
...置き物を一つか二つに限った清楚な座敷をながめて...
和辻哲郎 「藤村の個性」
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