「棚引く」の意味
煙や雲がゆっくりと漂う
「棚引く」の例文(場面別)
- 日常会話朝の山の上から見ると、棚引く雲がとても美しかった。
- 文学小説の中で、棚引く煙が主人公の孤独を象徴していた。
- ニュース火山の噴火により、棚引く噴煙が周辺地域に影響を与えている。
小説での「棚引く」の使い方
...棚引く烟に壓されて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...棚引く煙を紗(しゃ)の帯の如く纏(まと)うて見たり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...紫雲棚引く曠野世界の中に...
中里介山 「法然行伝」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
...はろかに思をはせてよみはべりけるまうですと吾行くみちにもえにける青菜はいまかつむべからしもいつしかも日はへにけるかまうで路のくまみにもえし菜はつむまでに投左のとほさかり居て思はずは青菜つむ野をまた行かむもの青雲の棚引くなべに目(ま)かげさし振放見ればみやこはとほし明治三十六年狂體十首萬葉集の尨大なる作者もさま/″\に...
長塚節 「長塚節歌集 上」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
...朝草刈秋の田のかくめる湖の眞上には鱗なす雲ながく棚引く武藏野の秋田は濶し椋鳥の筑波嶺さして空に消につゝ(道灌山遠望)豆(さゝげ)干す庭の筵に森の木のかげる夕に飛ぶ赤蜻蛉水泡よる汀に赤き蓼の穗に去りて又來るおはぐろ蜻蛉秋の日は水引草の穗に立ちて既に長けど暑き此頃科野路は蕎麥さく山を辿りきて諏訪の湖邊に暑し此日は秣刈り霧深山をかへり來て垣根にうれし月見草の花同第二會七日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...干潟日和山群夕棲み枯らす松の上に白雲棚引く濱の高岡同關田の濱こゝにして青草の岡に隱ろひし夕日はてれり沖の白帆に波越せば巖に糸掛けて落つる水落ちもあへなくに復た越ゆる波十一日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...時に紫の雲が棚引くと言われるほど――そんな馬鹿なことは今の人間には信じられないことですが――兎(と)に角(かく)京姫の美しさは大変な評判でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...こう紫に棚引く煙草の烟(けむり)を眺めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...風のない庭にスーッと棚引くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...風のない庭にスーツと棚引くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は日向(ひなた)煙草の煙の棚引く中に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...棚引くような霞(かすみ)がかかり...
林芙美子 「河沙魚」
...雲のように棚引く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...棚引く雲の匂やかに...
夢野久作 「白髪小僧」
...山々の段々畠に棚引く菜種...
夢野久作 「白くれない」
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横瀬夜雨 「花守」
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