...今度は附近に落ちていた棒切れを拾い...
上田広 「指導物語」
...静かに棒切れで叩きつづけ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...わきに外(そ)れやうとする馬は周囲を黒山のやうに囲んだ見物人達の喚声と棒切れとで又内側へと追ひこまれ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...あるものはつまらぬ棒切れのように見えた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...二本の棒切れのどちらが定規(じょうぎ)でどちらが杓子(しゃくし)だか分らなくなったりするためにこの世の中に喧嘩が絶えない...
寺田寅彦 「観点と距離」
...感心しましたわ」こんな棒切れのような長人参などを二人の前へさしだしたら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...今では彼はニコリともせず棒切れでも呑んでゐる見たいにしやちこ張つて...
牧野信一 「熱海線私語」
...棒切れの音が、馬の肉体にピシリ/\と沼を叩くやうな不気味な響きを発して鳴るごとに、打たれる馬は色慾に眼を眩まされて阿修羅と化してゐる為に反つてグロテスクな興奮に猛り立つた...
牧野信一 「夜見の巻」
...眼ばかり光る鼻垂らしはてんでに棒切れを持っていた...
水上滝太郎 「山の手の子」
...棒切れをしこんで根氣好く永い間かかつて突ついて落すのだが...
室生犀星 「めたん子傳」
...……棒切れじゃないか...
山川方夫 「恐怖の正体」
...じんは少しのためらいもなく石や棒切れを投げつけるのだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...長い棒切れを樹(た)てて...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...板きれ、棒切れ、アンペラ、廃物のトタン等を材料とした小屋に、矮い土壁を繞らしてゐるのは、大震災当時の東京の下町の小屋掛そつくりである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ばらばらっと、牛の草鞋(わらじ)だの、棒切れなどが、軌(わだち)や、簾(れん)へ向って、暴風(あらし)みたいに飛んできた...
吉川英治 「親鸞」
...棒切れを持った若者などが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼の拾った棒切れをうけ取った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...昂然(こうぜん)と頭を上げて棒切れの積んであるところへ行く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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