...棉の綺麗にえんでるのを見て嬉しそうにそう云った...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...薄い木棉(もめん)の着物の上からも判然(はっきり)とわかるのであった...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...考えてみると今どき棉を植えてみたところで到底商売にも何にもならないせいかもしれない...
寺田寅彦 「糸車」
...衣服は、当時藩から『御倹約の仰出され』という事が度々あって、その条件には男女共に絹布を着てはならぬ、必ず木棉を着よ、また女の簪(かんざし)に金銀を用いてはならぬと言って、真鍮位を用いさせた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...なかには二宮先生の、そのお触書を見て、直ぐに馬に乗って先生をおたずねして、その仕方を丹念に聞き取ってから、村々をお諭(さと)しになって、木棉畑をつぶし、お堂やお寺の庭までも、蕎麦や大根をお作らせなさいましたお奉行様もありましたが、下野(しもつけ)の国の真岡(もうか)近在は、真岡木綿の出るところですから、木棉畑がうんとある、せっかくのその畑をつぶして、ほかの作物を作ることをイヤがる人が多いには、先生も困ったそうでございますが、その時に先生が、それではあきらめのために、木棉畑のいいところを少し残して置いてみなと、所々へ一反ぐらいずつ木棉畑を残させてみますと、秋になって棉実(わたのみ)が一つも結ばないのでなるほどと、はじめて感心したそうでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...鼻孔には棉(わた)の栓(せん)が血に滲(にじ)んでおり...
原民喜 「廃墟から」
...畑には棉の花が咲いてゐた...
原民喜 「棉の花」
...棉の出る実も相似ているから...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...私達若い青年はこの時代にあつてはみな黒地に白ぬきの木棉の紋附に...
室生犀星 「洋灯はくらいか明るいか」
...棉服の老人が墓に詣(もう)でて...
森鴎外 「細木香以」
...棉の実の桃が吹く頃には...
柳田国男 「木綿以前の事」
...二三円筒から墜落する滝の棉(わた)...
横光利一 「上海」
...汗と棉とが彼の首筋から流れて来た...
横光利一 「上海」
...この打棉部(スカチャー)には危険人物が多いから...
横光利一 「上海」
...梳棉部では工女の悲鳴の中で...
横光利一 「上海」
...火は落棉から廊下の屋根に燃え拡がった...
横光利一 「上海」
...原棉が栽培される土地の耕作に必要な労働がある...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...または原棉をわが国に運搬する船舶を建造する造船工が減少するならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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