...太い黒い毛を頭の周囲で真直に梳(くしけず)り...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...櫛は滑かに梳るを要します...
石川三四郎 「浪」
...地(じ)の透く髪を一筋梳(すき)に整然(きちん)と櫛を入れて...
泉鏡花 「婦系図」
...細君はいつの間にかもう梳櫛を取つて空梳を始める...
高濱虚子 「俳諧師」
...ある女は豊満なる四肢をくねらせて髪を梳(くしけず)り...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...手ずから髪を梳(くしけず)ってやり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...ついで愛撫(あいぶ)する如く髪を丹念に梳(くしけず)って...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...あれ楽(がく)の音がかすかに微かに浮んでくるどれ黒髪□□((不明))梳さなをさう...
濤音 「うし」
...頸すじに梳かし流し...
豊島与志雄 「憑きもの」
...『これらの貧児が梳毛一綛(そもうひとかせ)を紡ぐごとに従来これを紡いでいた貧しい家庭の一綛が減り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...手でその軽い叢を梳(す)きながら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...是では「扱(こ)く」ではなくして「梳(す)く」のであるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...南鮮沿海を櫛の歯で梳(す)くように一掃してもらう事になった...
夢野久作 「爆弾太平記」
...梳けばほろほろ、堪(こら)へかね、昨日の恋が、今日の血が、明日(あした)の夢が泣きじやくる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...そこへ落ちた丹色塗櫛(にいろぬりぐし)をやけに横へ梳(す)きあげました...
吉川英治 「江戸三国志」
...風に梳(くしけず)り雨に浴(ゆあ)みし給うなど...
吉川英治 「三国志」
...梳(す)き場(ば)へ腰を持ち上げて行ったものの...
吉川英治 「治郎吉格子」
...指で梳(か)いて櫛巻(くしまき)の根へなでつけながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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