...梗概だけを述べますと...
太宰治 「「惜別」の意圖」
...去年の秋は桔梗(ききょう)の花が不思議なほど一ぱい咲いていた...
太宰治 「八十八夜」
...城山五子手記抜萃去年十一月二十日に脳血管の痙攣で倒れた父は、その後間もなく狭心症、心筋梗塞を患い、同年十二月十五日東大病院に入院したが、勝海先生のお蔭で辛うじて危険状態を脱し、本年二月七日五十日餘で退院することが出来、狸穴の宅に帰った...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...山桔梗二株活けた...
種田山頭火 「行乞記」
...車夫(くるまや)が折ってくれた色濃い桔梗の一枝(ひとえだ)を鶴子は握(にぎ)って負(おぶ)られて行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...車夫が折つてくれた色濃い桔梗の一枝を鶴子は握つて負られて行く...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...桔梗(ききょう)が原に落葉松(からまつ)寒げに立っていた...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...以上私はラジィゲの小説のほんの梗概を書いてきたに過ぎず...
堀辰雄 「「オルジェル伯爵の舞踏會」」
...この時分にはその穂が段々に乾いてその花下の毛は散開し遂に穎果を擁せる花体が吹く風の為めに花穂の枝梗より離され...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわち花梗(かこう)の末端(まったん)を食っていることになるが...
牧野富太郎 「植物知識」
...かはるがはるきれいな桔梗いろのそらにうちあげられるのでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...桔梗(ききょう)...
夢野久作 「鼻の表現」
...桔梗(ききょう)の花だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...桔梗どのを、館へお迎えになる前には、兄上こそ、私たちへ、かかる事もあるぞと、覚悟をお告げになったではありませんか」「が...
吉川英治 「平の将門」
...駒を並べて聞いてもよい」桔梗の顔は...
吉川英治 「平の将門」
...乳のみ子を抱いた桔梗が足手まといなのである...
吉川英治 「平の将門」
...桔梗さまの愚痴を仰っしゃいますから」「笑え...
吉川英治 「平の将門」
...おまえ見たかやお城のにわに今が桔梗(ききょう)のさかり頃――御城下の田や山で...
吉川英治 「茶漬三略」
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