...今日七軒町(しちけんちょう)まで用達(ようた)しに出掛けた帰りに久し振りで根津の藍染町(あいぞめちょう)を通った...
寺田寅彦 「イタリア人」
...根津を抜けて帰るつもりであったが頻繁に襲って来る余震で煉瓦壁の頽(くず)れかかったのがあらたに倒れたりするのを見て低湿地の街路は危険だと思ったから谷中三崎町(やなかみさきちょう)から団子坂へ向かった...
寺田寅彦 「震災日記より」
...殊に根津遊廓のことに関しては当時の文書にして其沿革を細説したものが割合に少いので...
永井荷風 「上野」
...俗名のお通(つう)に還(かえ)って根津宮永町の石井依右衛門のところへ入ってザッと一年半...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...目黒から根津まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...明神下から根津まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この夏まで根津に居たんだそうですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ある時は根津(ねづ)の旗亭(きてい)での食事...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...根津(ねづ)へ戻って恭次郎さんの家へ行ってみようかとも思うけれど...
林芙美子 「新版 放浪記」
...根津の電車通りは...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...根津の太田の原に...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...広津柳浪には根津に材した小説があると聞くが...
正岡容 「根津遊草」
...幽鬼となつて尚諌めたとつたへられる根津右衛門の名は...
正岡容 「根津遊草」
...杖を引っ張って山坂を越してくるのでげすから」根津から小石川小日向へまでを「山坂」云々はいかにもそのころの辺陬(へんすう)の感じがあらわれていて...
正岡容 「我が圓朝研究」
...かくて根津七軒町の富本の師匠豊志賀(とよしが)と相知るのである(これが宗悦の娘であることはすでに述べた)...
正岡容 「我が圓朝研究」
...根津はこの梵鐘を精神凶作地の人々におくるための由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...根津とこの土地とはどういう関係があるのかは不明でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...根津の風流劇場芸妓連の総見にびっくり根津遊廓が洲崎へ移ったのは明治二十一年...
山本笑月 「明治世相百話」
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