...屋根から飛び降りて逃げ出したりするというのかね...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...故郷の垣根から自分の未來に首を延して何か判らぬものに望みをかけてゐた時は...
高濱虚子 「俳諧師」
...箱根から急にお帰りになってるから...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...ところがそこへ這入るのには屋根からでないと這入れない...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...其等の風光に見惚れてゐるうちに舟はいつの間にか塔ヶ島の鼻をめぐつて元箱根から八町の杉並木を一眸に見渡されるところに進んできた...
近松秋江 「箱根の山々」
...つまり箱根から向う...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...」と女中は乗り越した垣根からこっちへ降りる足場などについて説明していたが...
徳田秋声 「黴」
...私しのなぞといつたら野郎が根から心替りがして顏を見てさへ逃げ出すのだから仕方がない...
樋口一葉 「にごりえ」
...腐った根から、美しい花が開き得ようか...
柳宗悦 「工藝の道」
...雪が日に解け始めたと見え屋根から崩れ落ちた...
横光利一 「旅愁」
...塵埃のかかる垣根から覗いた紅梅の蕾に粉雪が降っていた...
横光利一 「旅愁」
...七日(なぬか)の月が細細(ほそほそ)と高い屋根から覗(のぞ)けども...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...そしてその根から茎(くき)や葉まで生(なま)でも煮ても喰べられるという利便があるので...
吉川英治 「三国志」
...綽空は、屋根から下りて、流れで手足を洗ってから上人の室へ行った...
吉川英治 「親鸞」
...屋根から屋根へ梯子(はしご)を渡して...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...ごゆるりとお支度をなさいませ」頭の青い男芸者や仲居たちがすぐ駕の屋根からはきものを取ってそろえると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...根から間違いだ」「有無(うむ)はいわさん...
吉川英治 「宮本武蔵」
...見廻したところ其処等の樹木の梢から屋根からいずれもみなしんと静まり返って唯だ雀の声のみ鮮かだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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