...栗胡桃(くるみ)などを商ふ主(あるじ)どうして又ああ云ふ殺伐(さつばつ)な人が...
芥川龍之介 「往生絵巻」
...道中膝栗毛だからまだよいが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...栗丸太の枝折門(しおりもん)の口には七夕(たなばた)の短冊竹をたててあった...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...」栗栖はパレットを離さず...
徳田秋声 「縮図」
...内よりやぶる栗のいがかな」...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...和田仁十郎、高木市助の二人は、老師の、たどたどしい脚を、左右から支えながら、夜を徹して、栗野から、大口へ、大口から、淋しい街道を久七峠へ登って来たのであった...
直木三十五 「南国太平記」
...そうして毬栗(いがぐり)と筒袖とを風に靡(なび)かせながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...太一は五六日前に隣の五右衞門風呂で病氣が起つて踏板を踏み外して足のうらへ五十錢銀貨位の火膨れが出來たとかで變な歩きやうをしながら今日も落花と毛蟲の糞との散らばつた庭に立つて栗毛蟲を叩いて居る...
長塚節 「芋掘り」
...栗島澄子ほどの美人であるならば...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ちょうど基礎工事の割栗がすんだばかりのところで...
久生十蘭 「魔都」
...栗田銀五の家は、露地の奥にあった...
火野葦平 「花と龍」
...栗林さんへのものその他お義理の買物をして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのほか随身などの者は栗栖野(くるすの)の荘(しょう)が近いはずだから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...浅田栗園(りつゑん)の皇朝医史には此人のために伝が立ててあるさうであるが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...栗の木のある峠を降りてくる漁婦の姿...
横光利一 「夜の靴」
...伐(き)り残された団栗林(どんぐりばやし)のわきに...
吉川英治 「大岡越前」
...巨(おお)きな栗の古木の下に...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...この花の丈高く咲きみだれた草むらを押し分けて栗を拾つた故郷の裏山の原の思ひ出のみは永久に私に『秋』のおもひをそゝる...
若山牧水 「秋草と虫の音」
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