...未だ母の柔らかな乳房を指で摘(つま)み摘みしていたように覚えている...
泉鏡花 「幼い頃の記憶」
...暖かい夢を柔らかなふわふわした白絹につつんだように何ともいえない心地がするかと思うと...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...そこここにはようやく柔らかなさざ波やなめらかに光りを反射している水面があらわれはじめた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...……さてその妻が打って変った柔らかな調子で...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...又婦人の餅肌(もちはだ)のように柔らかなのです...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...羽根のやうに柔らかなもの...
原民喜 「魔のひととき」
...それは厚ぼったい柔らかな皮...
牧野富太郎 「アケビ」
...柔らかな手もて蛇の体を押し上げて...
南方熊楠 「十二支考」
...部屋の中での柔らかな姿が顔を引き立ててきれいに見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あるいはこのような柔らかな自然の間に...
柳田国男 「雪国の春」
...黒木に映ずる柔らかな若葉の色がある...
柳田国男 「雪国の春」
...という柔らかな音が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...恐怖のためにわれを忘れたのであろう、非常な力でしがみついてくる花世の、おののき震える、柔らかな躯を、両腕でひっしと抱き緊めながら、――これで叔父の死躰も、ゆくべきところへゆく、ということを思った...
山本周五郎 「山彦乙女」
...そこから草原(くさはら)みたいな柔らかな絨壇の上に上って...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...小さな柔らかな髮飾をして...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...使うに物柔らかなことが...
吉川英治 「新書太閤記」
...白い壁との柔らかな調和のうちに...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...美しい柔らかなうねり方...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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