...兎(と)に角(かく)或柔い物が、柔いなりに、むづりむづりと、食道を上へせり上つて来るのである...
芥川龍之介 「酒虫」
...無論前に柔い、「でござんすわいナー」と書いてある草双紙を見た挙句に、親父がね、其癖大好なんで、但し硬派の方なんだから、私に内々で借りて来たあつた呉越軍談、あの、伍子胥(ごししよ)の伝の所が十冊ばかり...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...点々として柔い土の上についています...
海野十三 「崩れる鬼影」
...柔いフカフカしたものが...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...足どりも軽く柔い草を踏んで...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...先づ春三郎の心は彼の爲めに柔いだ...
高濱虚子 「續俳諧師」
...以前見かけた練吉の学生服姿、その良家の子弟らしいつんとした近づき難さは、どこかにのこつてゐたが、或る柔い、善良さが今の練吉からは感じられた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その言葉と彼女の柔い掌とを感ずると...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...木の色合がくすんで手触りの柔いこと...
中勘助 「銀の匙」
...心の持方は剛柔いずれとすべきか僕は近ごろある人が僕の知人を批評するのを聞いた...
新渡戸稲造 「自警録」
...柔いぬくもりがぷうんとくる酒の匂ひといつしよに...
林芙美子 「雨」
...力の抜けている手は無性に冷たくてぼってりと柔い...
林芙美子 「晩菊」
...どこかに気の柔いところがあって...
火野葦平 「花と龍」
...大卓子の一隅からのデスク・ラムプの乳色を帯びた柔い光とを受け...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...直(す)ぐに柔い物ばかり食べる事とこう思いますけれども胃の悪い時と腸の悪い時とは殆(ほとん)ど反対の食物を要するので...
村井弦斎 「食道楽」
...柔い砂を靴先で蹴り蹴り歩いた...
横光利一 「旅愁」
...今の千鶴子の柔い言葉が一番胸に強く応えているのは...
横光利一 「旅愁」
...松の枝ぶりの柔い線を配してある結構なんて...
横光利一 「旅愁」
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