...すぐに緑の色に染まるので...
薄田泣菫 「春の賦」
...ソビエトの幼児が函館の町っ児の感化に染まることを恐れるのであろう...
寺田寅彦 「札幌まで」
...顔が赤銅色に染まると...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...空に拡がった桜の枝にうっすらと血の色が染まるとほら枝の先から花色の糸がさがって情熱のくじびき食えなくてボードビルへ飛び込んで裸で踊った踊り子があったとしてもそれは桜の罪ではない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...この様にその実に赤汁があって赤色に染まるので...
牧野富太郎 「植物記」
...それをハンケチに摺ってみたところが誠によく染まる...
牧野富太郎 「植物記」
...ニュージーランドのマオリ人がクック地峡の赤い懸崖を古酋長の娘の死を嘆いて自ら石片で額を傷(やぶ)った血の染まる所と伝えるなど例多くタイラーの『原始人文篇(プリミチヴ・カルチュル)』一に載せ居る...
南方熊楠 「十二支考」
...こちらの悪風に染まることが他日いかに彼らの平和と幸福とをそこなうかを思わず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「世のけがれに染まることなく無事に国政を処理しおおす者があれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それ故自我の罪に染まる機会がないのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「はんなりと細工に染まる紅うこん」だの...
柳田国男 「木綿以前の事」
...藍(あゐ)と鬱金(うこん)に染まる爪(つめ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...すこしも朱に交はつて朱に染まることなく...
吉川英治 「折々の記」
...空赤く染まる時を合図として...
吉川英治 「三国志」
...裏口はもう真っ赤に染まるほど...
吉川英治 「治郎吉格子」
...人間の肺の中まで染まるかのような青い夕風が無数の面(おもて)を吹いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...思わずぼうと頬も染まるほど数角(すうかく)の酒をかたむけ合った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そこから滴(したた)り落ちる血しおに袂が染まるほどだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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