...本人はもうスッカリ全快して官吏候補となり某地へ赴任したと語り...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...それを一々事実と見て高天原という天上の世界は実は海外の某地方のことだなどと考えるのが無意味であることはいうまでもなかろう...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...一一月中旬のある日の四時過ぎに新宿の某地下食堂待合室の大きな皮張りの長椅子の片すみに陥没して...
寺田寅彦 「相撲」
...シナの某地の地形図であった...
寺田寅彦 「地図をながめて」
...(明治四十一年五月一日『東京朝日新聞』)七十六空中の巡査近刊の某地学雑誌に上のような表題を掲げて鳥類の保護を論じている人がある...
寺田寅彦 「話の種」
...当時の話ではカムチャツカ東海岸の某地方にソヴェート政府国営の漁区が三つ設定されたという報道だが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...内地の某地方の官憲は朝鮮人の朝鮮語使用をさえ禁止したい意向をもらしていると伝えられる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...某地方の新聞紙へ掲載すべき小説の草稾を需めて已まず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...第1図 凍上被害;北満某地ところが凍上によってもっと苦しめられているものがある...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...北海道から青森県の某地にかけて...
中谷宇吉郎 「防寒戸」
...北方軍を某地において衝(つ)かなかったか...
新渡戸稲造 「自警録」
...某地方の人たるを知るべし...
福沢諭吉 「徳育如何」
...某地の有志家わが学校の生徒およびその父兄ら約数百名の出迎いありて...
福田英子 「妾の半生涯」
...その先にある某地点...
本庄陸男 「石狩川」
...乗組員は某地より上陸して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それから九州某地の赤山というところに往ったと語ったが...
柳田国男 「山の人生」
...北九州の某地方の出来事で...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...素姓は申しかねるが、吾々は江戸表の者、仔細あって大府(たいふ)の御秘命をうけ、某地へ志す途中、さる藩邸の目を避けるために、わざと苫舟に身を潜(ひそ)めております...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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