...玉太郎はおどろいて枯葉の寝床のうえにすっくと立ち上った...
海野十三 「恐竜島」
...それを枯れ枝の方へ移した...
海野十三 「少年探偵長」
...雨ふらしめと燃えさかるどこにも水がない枯田汗してはたらくまいにちはだかでてふちよやとんぼや炎天のレールまつすぐもらうてもどる水がこぼれるすずしくも鉦たたきよ鉦をたたいてどこにゐる月のあかるさ旅のめをとのさざめごと鳥とほくとほく雲に入るゆくへ見おくるけふの暑さはたばこやにたばこがない月は澄みわたり刑務所のまうへ九月...
種田山頭火 「草木塔」
...昨日までは懐疑的で無感覚で枯れ木のようだったヨーロッパが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...暴風の前の枯れ葉よりも早く父の一息のために吹きやられてしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたしは霜枯れした草の間にも何やら小さな花をつけた雑草があるのを見つけて...
永井荷風 「畦道」
...冷い月の光のやうに枯木と屍とを照すものと思はれてゐた...
永井壮吉 「冬日の窓」
...現に殿様の御身の上の栄枯盛衰にかかわらず...
中里介山 「大菩薩峠」
...前面の峯を望むに枯木あり...
長塚節 「草津行」
...子供等(こどもら)は疎(まば)らな枯蘆(かれあし)の邊(ほとり)からおりて其處(そこ)にも目掘(めぼ)りを試(こゝろ)みる...
長塚節 「土」
...離々たる枯草にも...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ショオベルはシューベルトの貧困がその伸び行く天才の芽を枯らすことを怖れて...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あたりは蕭条たる冬枯れの景色である...
牧逸馬 「双面獣」
...寂(さび)しい霜枯(しもが)れの草に蔽(おお)われた赤土の斜面と...
夢野久作 「木魂」
...二枯れ初(そ)めた初冬の草床(くさどこ)が暖い日だった...
吉川英治 「剣の四君子」
...枯蓮の池を望みながら独り云った...
吉川英治 「三国志」
...凩(こがらし)は、枯葉を吹いて、嶺(みね)の空を翔(か)けまわる...
吉川英治 「新書太閤記」
...不圖(ふと)私は自分の眼の前にこまかにさし交はしてゐるその冬枯の木の枝のさきに妙なものゝ附いてゐるのを見つけた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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