...窓という窓の厚ぼったい板戸をしっかり下(おろ)した上に...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...板戸には厳重な錠がついていて...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...厚い板戸で、要所要所には鉄板がうちつけてある...
江戸川乱歩 「影男」
...この板戸をやぶるんだ...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...重い板戸をさえ開ける猫であるから...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...板戸も開け放したまま...
徳田秋声 「仮装人物」
...そして入口の板戸をぴったり締めて内へ入って来た...
徳田秋声 「爛」
...薄い長片をなしてるそれらの板戸はきっかり合わさっていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...山寺は松より暮るゝ時雨かなしぐるゝや母屋の小窓は薄月夜初霜を戴き連れて黒木売から/\と日は吹き暮れつ冬木立吹きはづす板戸の上を霰かな此外まだ四五句もあつたらう...
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...「居ります」廊下の板戸が...
直木三十五 「南国太平記」
...二枚の板戸をモロに倒すか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とうとう板戸をどんどん叩きながら...
平林初之輔 「祭の夜」
...守宮(やもり)のように板戸に倚(よ)りかかって聞いている時...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...今」やがて厠(はばかり)の板戸を鳴らして額へ太い皺を寄せた器量のよくない血色の悪い四十女が...
正岡容 「寄席」
...板戸の間から今はまっ暗な私の室を通り抜け階段を駆けおりる音がドドドドと下に消える)舟木 どうしたんだ?省三 警察に電話でもするんじゃないか?浮山 そりゃ...
三好十郎 「冒した者」
...正面の板戸が細目にあけてある...
森鴎外 「阿部一族」
...時としては板戸に化けたり...
柳田国男 「山の人生」
...範宴が、板戸をたたいて、「こん晩は」訪れると、その隙(すき)に、女は性善坊の手を振り(も)いで、逃げようとした...
吉川英治 「親鸞」
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