...上野のいとう松坂の横で凧屋をしていたが...
淡島寒月 「凧の話」
...そういう自分の国から出た英雄豪傑を、有難がらねえような了見ではいけねえから、それで道庵が示しのために、わざわざ自腹をきって、ああやって太閤祭りをやって見せたのさ」「なるほど」「この間、お前と供養のお祭りをした太閤秀吉の生れ故郷は、ここから見てドコに当るか、お前わかるか」「おいらにゃあ、さっぱり見当がつかねえよ」「そうら見ろ、あの田の向うに当って、こんもりと森になったところがそれだ」「なるほど」「ところで、友様、東西南北がわかるか」「わからねえ」「そうら、こっちが西だ、遥か向うの平野に雲煙縹渺(うんえんひょうびょう)たるところ、山がかすんで見えるだろう、あれが伊勢の鈴鹿山だ」「えッ、伊勢の鈴鹿山かい」米友が眼を円くすると、道庵が乗り気になり、「そうだ、あれから南に廻ると関の地蔵に、四日市、伊勢の海を抱いて、松坂から山田、伊勢は津で持つ、津は伊勢……」「うーん」その時唸(うな)り出した米友の顔色を見て、道庵が少しあわてました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「此暮ニ松坂三右衛門ガ越後ヘ行ク故...
中里介山 「大菩薩峠」
...御用人の松坂さんは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...松坂木綿(まつざかもめん)の着物に屑糸織(くずいとおり)の角帯(かくおび)という...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...これより銀座松坂屋の前に赴き...
久生十蘭 「魔都」
...それも松坂屋側の片側で...
三好達治 「銀座街頭」
...前の「松坂屋寿平治寓宿の於久」と同じ人なることは明である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...上野広小路の呉服店伊藤松坂屋(まつざかや)の通番頭(かよいばんとう)で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その厖大(ぼうだい)な蒐集や展観は松坂屋の服部氏や高島屋の川勝氏等の経済的応援があったためで...
柳宗悦 「四十年の回想」
...松坂町からこんな所まで聞えるもんかね...
吉川英治 「大岡越前」
...一つ目と二つ目橋の間にあたる松坂町の裏河岸のあたりに...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ふたりはぶらりと松坂町へ帰って来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そしてすぐ、再び、松坂町へ戻って、上野介の帰りを見張っていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...松坂町吉良様御門内斎藤宮内(くない)――やっ? 勘平はあやうく声をもらすところだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...松坂町へもどれ――...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左手(ゆんで)に古市や山田や松坂街道の並木を見ながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...本所松坂町の吉良家の侍部屋で...
吉川英治 「無宿人国記」
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